面倒な設計指示をプロジェクト内で管理する方法

目次

設計指示機能

基板設計仕様の確認って面倒ですよね・・?
WordやPDF、Excelなど他のドキュメントだと、仕様の確認漏れが発生するとよく聞きます。
また、仕様書を見ながらの設計も、設計効率を悪くしますよね?

そんな業務課題を解決する機能として、Quadceptでは各部品やネットに対して設計全般に関わる指示内容を登録することができる『設計指示機能』を備えております。

今回は、設計指示をプロジェクト内で管理する『設計指示機能』をご紹介します。

設計中のメリット
  • Quadcept画面上で、各オブジェクトに対する設計指示をリアルタイムで表示
  • 各設計指示はDRC検証対象のため、指示確認の漏れを防止
  • 設計者間でのメールや電話でのやり取りを軽減
設計後のメリット
  • 設計指示書の作成の手間を軽減
  • 登録した設計指示データは印刷可能のため、製造・実装会社にも提出可能

設計指示の使い方

Step1:設計指示を登録

各設計指示は『各種設定』→【設定】→「設計指示」から、部品であれば「IC1の近傍に配置すること」など、設計指示を日本語で簡単に登録することができます。

登録後は該当オブジェクトをクリックすると、画面上にリアルタイムで指示内容が表示されるので、仕様書を一つ一つ確認していた作業が無くなり、『作業ミス削減』や『設計効率向上』を可能にします。

参考リンク

Step2:設計指示を確認

設計指示が登録されている各オブジェクトは任意で「部品:バルーン」、「結線:結線強調 」が付与されるので、設計中にどのオブジェクトに注意すればよいのか確認しやすくなります。

検図の際には最終的に指示通りの設計ができているか、「確認済み」とチェックする『チェックボックス』が用意されております。もし、「確認済み」とチェックされていない項目があれば、未確認の設計指示として「DRCエラー」を検出することが可能ですので、しっかりと設計指示の確認漏れ防止にも配慮されております!

Step3:設計指示をPCBに転送

回路図上で登録された『設計指示』は、PCBに転送することもできるため、基板設計者に分かりやすく指示を伝えられます。

この機能により、回路設計者と基板設計者の間で、随時におこなっていた電話やメールでのやり取りを軽減し、円滑なコミュニケーションを確実にします!

参考リンク

おすすめ機能:製造/実装会社に渡せるCSV出力

「とはいっても、会社のルールで、設計指示書を作成しないといけないからな~」と、思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください!

設計指示機能は『CSVデータ』で出力することができますので、設計指示はQuadceptで入力し、エクセルに開いて指示書として印刷するといった使用もできます!

また、最近では出力した設計指示データを製造会社、実装会社に渡して活用しているQuadceptユーザー様も多数おられ、有効な活用方法の幅が広がっております。

最後に

改めて『設計指示機能』では、設計指示書の作成の手間軽減、設計者間での円滑なコミュニケーションを促進し、是非とも皆様には使いこなしていただきたい機能です!

その他の便利機能

設計技術ノウハウなどをQuadceptでは『メモ』として残すことも可能です。『メモ』は、図面上に配置しながら印刷することができますので、こちらの機能もご利用ください。

参考リンク
  • URLをコピーしました!
目次